楽しみは墓参のあとの明石だこ

オットセイと二人、私の長兄が守ってくれている父母の墓参り、昨日から花は買ったし線香も持った、車の中でのおかきは持ったし茶も炊いた、そして墓地へとレッツゴー。まだ数えるほどしか行った事のない墓を「任せておきな、行き先は明石の公園墓地の中、こっちが案内してやろう」
オットセイの頼もしい言葉に、ついメモ帳を忘れました。
「ここだったかな、いやこのへんが似てる、いやいやこっちかも知れず・・・」
同じ四角の墓地ともなれば、わからないものはわからない。
長兄の携帯に電話すると、「何の何番」当然ながら、すぐわかり、手を合わせて二人。
兄がお墓を移動したのは数年前、自分の住む土地に置いたほうが何かと便利、ましてや自分が入った後は息子一家が来やすいようにと。
ふるさとをその墓を引き裂かれた父母の思いはいかばかり、その墓の苔むした田舎を無性に恋しくなりました・・・。


その帰り、明石の魚棚に寄り、明石だこ、あなご、かさごなどと、何でも売っているもので栗2kg、めひび、キャベツまで仕込んで帰りました。
明石だこは私達を歓迎してか、トロ箱の中から私たちのほうへ向ってずり寄ってきます。その吸盤が床からべりべりとはがされる勢いのよい音を聞いたら「その元気を貰った」と1kgの大だこを買いました。
またしても口の福をいっぱいいただきます。