キッチンが年末気分蕎麦を打つ

オットが恒例にしている年越しの蕎麦打ち、友人知人にはもう齢だからと配るのをやめ、娘達3軒だけにしました。まず蕎麦打ちの儀式…制服を着て、性格通りきっちりと事が運んで行きます。
まるで奇術のように、粉がこねられて固まってやがては一枚の面となり、切ってうどんより細い蕎麦となる…。
10年ほど前、オットが習いに行きたいと言い出した時、実は私も意欲に燃えて習いについて行きました。
しばらくして、腕のけがで打てなくなり私は残念ながらやめてしまいました。
人付き合いの悪いはずのオットが、会の方々の指導よろしきを得て2段となり、今こうして続いています。

同じキッチンで私は腰を労わりつつ煮炊き物をし、二人の年の暮れが過ぎて行きます。

出来上がったそばを宅配所に持って行ってくれ、帰宅したオットと遅い昼の膳はお節の味見三昧で3時ごろまで飲みました。
「いつが正月やらというまで食べないでよ、足りなくなるじゃありませんか」。