でぼちんがタオルほしがる風邪の熱

「自分は人の集まるとこは好かん、今度の旅でえらい土産をもろうたわ」
盛んに嘆いているオットセイ。誰かから風邪をもらったと悔やんでいる。あの子かなこの子かなというぐらい風邪引きさんが居たそうな。2日間の車中、寒かったり温かかったり、疲れもあったろう・・・。
いつぞやのお返しに甲斐甲斐しく薬よ、タオルよと、世話焼きをしている。

食べたいものは野菜料理という病気

「何が食べたい?」「野菜、特になます・・・」
というので、いつものかぶら入り大根なますをひたすら刻んでつける。
残っているかぶらを使ってかぶら蒸しに、ぶりと海老と百合根や銀杏、椎茸などを下ろしたかぶらと卵を混ぜて蒸し、あんをかけておろし生姜をのせる。
そのかぶらの皮と葉を薄揚げと煮込むと一品が増えた。
春菊とほうれん草を椎茸と錦糸卵を盛り酢の物に。
茹でた大豆の冷凍を戻して砂糖と醤油の味をつけた醤油豆に。
旅をすると、好きな野菜が食べられんのが悩みなどと言いながら、熱などなんのそのパクパク食べていた。