ここにも春が大山崎の美術館

春の陽気に誘われてアサヒビールの安らぎの山荘「大山崎美術館」へドライブ、ここには生活の中の美を追求した民芸の河井寛二郎や浜田庄司などの作品が展示されていて、器好き人間としては興味深かった。いつでも使える実用品でありながら美的感覚を併せ持ったどちらかと言うとごつい作品だけれど、自分を主張していて魅力があった。この河井寛二郎の美術館を京の5条で次女と見たことがあったけれど、京で唯一残る登り窯も展示してあって生活の中の美を感じたものだった。
アサヒビールだけに喫茶店でビールが飲めると言うので、男山やら京都やら眺望しながらジョッキを傾けた。
庭の梅、馬酔木の白い花、はや咲きの桜、大木の椿、そして足元を彩るスミレなど春真っ盛りの庭と、その庭にある新館、安藤忠男の建物の中には、クロード・モネの睡蓮が咲き誇っていた。