金剛山も身の毛がよだつ深い谷

いつもの高齢者メンバー6人で金剛山へ。ルンルン気分でいつもの調子、しゃべって笑って、山でも街でも一緒のうるささだろうと自分を含めてながめいる。それがどうした、険しい谷川でもないのに、こともあろうに私が岩場ですってんころりとひっくり返って、しこたま腕と腰を打ってしまった。荷物を持ってくれる人、バンドエイドを探して貼ってくれる人、登ってきた人にやさしく声をかけられて照れてみたり、不覚だった。頂上についたとたん、生ビールに痛みも忘れ、弁当に舌鼓。
帰途、黒栂谷へ何気なく出ようということに。これが大変途中、谷川に面して台風で道路が切断されかけて、急場しのぎにつるされたロープで降りることに。一人づつわづか2mほどのところを手を離したら谷川というところを下りる。
もし何かあったらと、皆が見守る。無事おりきることが出来たけれど、一人のサングラス15000円也が谷川へ転落してくれた。それからも下山中3人が泥んこの道にしりもちをついたり、滑ったりして散々な目にあった。さすがの皆は瞑目になり疲れた。
山はなめてはいかんぜよ。とどこかから、声が聞こえそうだった。