うつかしら同級生が黄泉(よみ)の国

思いがけないことを、突然に故郷の妹からのメールで知った。同級生が事もあろうに、自分の軽トラックの後ろであろう事か、自分のベルトで・・・。彼は多分私がはじめて手をつないだ最初の男性だったと思う。小学1年生の学芸会のとき、「からすの赤ちゃん」のダンスをすることになった。背の高さが近いこともあって、ペアになった。手をつないでしっかりリードしてくれたように思う・・・。この年になってもふっとその童謡を懐かしく口ずさむ事があった。♪からすの赤ちゃんなぜ泣くの♪コケコッコのおばさんに♪赤いお帽子ほしいよ♪赤いお靴もほしいよ♪なんて・・・。その彼とは40年ぶりのクラス会でチラッとみかけた。なんでも地方紙の記者をしていたとか何とか聞いた。でも今は飲んでばかりで仕事もなくなっているとかいないとか。もう少し、声をかけて思い出話でもして一瞬でも心を開いてもらえばよかった。今はもうあの世界で、今度は誰が来るかなあと心を残した下界を見ているのかもしれない。
最近、うつになった人たちの多くが、戦争でなくなるぐらいに最悪を選んでしまうケースが増えているらしい。まずは病を治そうと医師達が取り組んでいると聞く。一人でも多くの人たちが家族が救われますように。