若いグループへみやげの柿の季節感

料理の会場へ柿を持参できてくれた若い子。うらやましいこと、柿が自宅になるなんて、そう言えば柿の葉寿司の柿の葉を持参してくれた人だった。
この季節、たまらないわね。この味、この姿!ゴマクリーム和えにしてよし、柿なますにもよし。
今日は、料理の後、皆で、食後にいただいた。まだ甘味が少ないけれどもぎたてのシャキッとした感触がたまらなく美味しかった。
もうすぐすると吉野の里では富有柿が美味しいので、奈良県の吉野までオットセイと買い出しに行く。庭の軒先でおばあさんが、山盛りになった柿を売ってくれる。ほめると一つおまけよと入れてくれると、ホンに嬉しく来年も来ようと思ってしまう。
その昔、ふるさとの裏の畑に、小さな実のなる「くぼ柿」があった。それがおやつだった。友人の家のもっと美味しく大きい富有柿が食べたくて親に植えるように頼んでもガンといって聞かなかった。あこがれの味だった。
家に帰ったら、誰からか玄関に柿が5個スーパーの買い物袋に入って、ぶら下がっていた。だれかしらと不審に思いつつ、丸のまま皮をむいてかじりついた。果実のエキスが音を立てて飛び散った。ああ、たまらない。