2ヶ月ぶりのCOOKの友にもある変化

オットセイが、「弁当は要らないよ、おせち料理の講習会でたいへんなんやろう」とえらく優しく朝早くから出かけていってくれた。
さあいつものおしゃべりの日が待っている。少しでも多く支度をしなくっては、おしゃべりが弾んで午前中に料理が出来上がるかどうか分からないと言うくらい親しい友だから。
10種類のおせち料理のレシピ一つ一つを点検し、テーブルに並べる。茹でるものは茹で、時間のかかるものは煮ておいた。さてと、あしらいを用意しょうと思ったら、忘れものがある。柚子とハランと南天の葉、出来れば椿の葉もほしい、そろそろ友の一人は家を出る時間だろうと思ったけれど、電話をした。「柚子が庭にあったよね、一つ持ってきて欲しいんだけど・・・。ハランも・・・。実は南天の葉も・・・」全て友が運んで来てくれた。プロだったら許されないだろうけど、長い付き合いはありがたい。
「孫が生まれたンよ、女の子、かわいいよ、いつもインターネットで動いてる孫を見てんの」「次女が結婚したのよ、二十歳も離れた、感じのいいお相手よ」「腰が痛い」「50肩」5人それぞれ、話題に事欠かず、まるでハイになってトーンをあげて子供のように自分をさらけ出した。