山肌をはってうねって藤が咲く

兼ねてから予約していた犬鳴山温泉郷へ5人で繰り出す。
何の因果か思いがけない春の嵐が!
昨日の夜参加者の1人から「明日は嵐のような日らしいんやけど、どうする?」と電話があったらしい、それを受けた人が「嵐でもなんでも絶対行くよ!」と返事をしたとか。
朝さあ出ようと準備をしていると、友人のだんながここから一緒の3人を雨風のひどさを見かねて歩いて10分足らずの駅まで車で送ってくださった。車さえ飛ばされそうな中をありがたかった。電車で5人が合流しJR日根野から送迎バスにのり20分足らず、窓をたたく雨と風は容赦なくバスを驚かしている。山の中に進む内に木々も倒れんばかり、でもその中にあってたくましい藤がからみついたまま揺れて真っ盛り。
昼の会席膳を囲み5人で1本のビールで物足りなさを感じながら乾杯。湧き出る温泉の露天風呂で荒れ狂う渓谷を見ながらゆっくりつかり至福の時を感じた。
我が家で料理をご一緒する方々との毎回の積み立てがたまってやっと実現したささやかな豪遊?でした。