めだかが死んだ母の使命を果たし終え

最近一匹がどうも元気がないと思っていたら大きなお腹を持て余していたらしい。えさやりを受け持っているオットセイが「おい、どうも産んだらしい、うきあがってる・・・」という声がベランダから。覗いてみると横になって浮いている。黒いのと赤いのと10匹以上が、深い傘立ての信楽焼きのつぼの中で生きて1年、初めての事態に二人は呆然として悲しかった。この死が若い命を育んでくれていたとしたら、どんなに嬉しいか。さあこの深い中からまるで糸のようなめだかが誕生するかどうか、「かけようか」といったら「あほ」と言われてしまった。