全くの手抜きでごろ寝妻の留守/全く

句会へ行った。勉強会の日なので全くの題で2句を作って持っていく。皆に抜かれたのはこれだけ。出かける直前の昼ご飯時も句をひねりながらで、出来ない時は出来ないもので、皆に選んでいただけないのが分かる気がする。苦し紛れに架空の事を詠んで出した句がこれ。夕食時にオットセイが「宿題がえろう出来んかった見たいやけど、抜かれたんか」と聞いてくれた。冒頭の句をうっかり言ってしまった。「その句の意味がわからんな、妻は夫に変えたらええのんとちゃうか」と言い出すオットセイ。「ハハハ架空の亭主の事やんか」と言いながら、本当にこの人は手抜きをしない人だとつくづく感心してしまう。全て完全主義、全くじっとしていない、全く無駄がない。全くもってけしからんだろうこの全くと言う今日の句は。