6人が嵯峨野さやさや暑い夏

阪急梅田で、待ち合わせたクラス会のメンバー女性6人が尼崎、伊丹、姫路、池田、神戸から集合した。
みんなそれぞれの青春の思い出を秘めていざ嵐山へ嵯峨野へと。
とにかく暑い京都盆地は35度陽炎さえ立っている。竹林のさやさやとたなびく木陰を歩いて大河内山荘へ。、広い敷地を大スターだった大河内伝次郎が買い取り、素晴らしい別荘を建て、小倉山など借景を得た美しい庭、もう萩が咲き、桔梗が小さな秋を迎える準備をし始めていた。最中と抹茶をいただいて、唯々緑の風を受けて一休み。再び歩いて、祇王寺へ。水を含んだ苔むした庭にはおみなえしやサギ草に似た山野草が揺れていた。静かな祇王寺を賑やかなおばさん達の話し声がとどろいた。暑さも何のその景色さえも物ともしないおばさんパワー。還暦の年の記念旅行は相変わらずしゃべりまくった。
夕方、予約していた教員の保養所「○○のいえ」に泊まってご馳走をいただく。夏の京都はこれどすなあ「はも料理」に舌鼓を打つ。食べていた一人が「どうする、せめて鵜飼を見に行くだけでも行こうよ」と言い出し、8時前からフロントに聞いたら鵜飼観覧船の割引券がありますよ」と教えてくれ、宿の浴衣と宿の下駄で乗船所に駆け込んだ。時間は過ぎているけれどなんと私たちのために出してくれると言う。
鵜飼の鵜のけなげなこと、一生懸命鮎をあさり、提供してのひたむきさに拍手喝采。感激の夜となった。