お盆だった帰りくる魂へ花

昼からテーブルをにぎやかに少し飲み、午後からK校の応援に大張り切りで手に汗握って!接線で負けた途端力を使い果たした二人。
「今日は、お盆だから水遣りにも行かないよ」
いつも夕方には菜園に出かける彼が宣言する。
そうか、昨日京都から帰って来て、バタバタと家事に追われていてご先祖様にお花一つも供えていない・・・とあわてて買いに走りました。
無宗教の舅が、墓と小さな仏壇だけは準備してくれた・・・日頃のご無沙汰のお詫びにせめてものプレゼント。
カネをチンチリンと鳴らしたら、懐かしさが込み上げてきました。
姑から教えてもらった親子焼きを作りました。
卵に、鶏肉を刻んで炒めて入れ、ネギと一緒にスクランブルにして焼き上げるという簡単な厚焼き卵ですが家族一同大好きです。
「お母さんは上手だったよね、料理が・・・。」
そういうと仏壇を向いて
「もう拝んだんなら、仏壇の扉を閉めといたらどないや」
少し、目の奥がぬれていたように見えたのは光りのせいかなあ。
姑は色々な病に作る事が叶わなくってから、私が一日おきに、ご飯作りに20年・・・それ以上も電車で通い続けた事などもチラッと思い出していました。
私が黄泉の国へ行ったら何を見て思い出してくれるでしょうか。

チリンと風鈴がなりました。
そうだ、明日は京都の盂蘭盆の大文字の送り火
娘宅へ行って見に行くつもり・・・。