ビタミン愛笑顔いっぱい振りかける

一年前から予定に入れていた老人ホームでのボランティアに、午後から参加しました。
紅白の相も変わらない着物に着替えて談話室へ行ってみると、昨日のボランティアで朗読をやった方たちも準備に余念がない・・・。
それもそのはず、昨日と同じ仲間のもう一つの場所なのです。

歌のプリントや百人一首などのコピーを準備されて、三々五々車椅子に乗せられてこられる方や、手を惹かれている老人などで、ほぼいっぱいになった頃、皆で童謡を唄いながら笑顔でお出迎え、そして・・・。
朗読からはじまりました。
お母さんが掘りコタツに運んでくれた思い出の手記や、初夢の話、石油危機の話など。
ボランティアの方の心配りに、眠っている人や頷いている人、目が定まらない人など30人近く。
そして、最後に玉すだれ。
昨日の予行練習をしたおかげで失敗もなく、笑顔を振りまく余裕も出て、皆さんの目を見ながら頑張る事が出来ました。
やり終えた時、やはり認知症に苦しんだ母達のおもかげを思い出して皆さんへ向ける笑顔の陰に、涙がにじんでくるのを押えられませんでした。
お別れに皆で唄った、「お富さん」はプリントも見ずに大声を張り上げるここの人たちの幸せそうな顔にホッとしました。
来年も頼まれています、頑張れるまでがんばって笑顔にビタミン愛を振りまきに参りましょう。