新年会ははるか景色が見える店

新年会として5人が集ったその店は、店の名前はありません。
大きな屋敷の玄関に車を止めると、広い庭、そこには竜のひげがびっしりと植え込まれ、梅が咲き、椿が咲き、南天が実をつけ松がうねるように生えていました。
大きな瓶に水が青竹を伝って1滴ずつおちていました。
玄関に入ると骨董品が何気なく飾られ、調度品は螺鈿が施された芸術品。
月に3日だけ、食べ物の店として開放されるらしいのです。
料理の仲間から聞いて半年近く待ちました。
そして今日、やってきました。
前菜は、写真のように豆ばちで数種の和え物など、新年だけにかぶら蒸しや奉書焼なども何気なく出て女性に大もてなのがわかりました。
大いに参考になることだらけ、量も、器の何気ない使い方も、材料の説明や、気配りんなど行き届いていました。