テレビから山山々がトラバース

春から秋へと若者ひとりが≪グレートトラバース「日本百名山〜一筆書き踏破」≫を掲げて日本列島を歩き続けてこの度やっとその戦いは終わりました。

その瞬間をカメラが追い続けて、私たちは興奮の内に、その放送の都度、楽しませていただきました。
そしてついに最終回を見ながら、この青年を追い続けたカメラの人々の労苦も大変だったろうと思います。
身体の変調で勇退するときの心情や、雷がすぐ近くで落ちた瞬間、カヤックで北海道へ漕ぎ出し波に呑まれた一瞬などなど、見ていてハラハラしていました。

「あそこは一緒に歩いた山や、この山では下りてきて転んだなあ、あの山は土が赤かった、あそこは花が美しかった、悪天候で頂上へ行けなかった・・・」などなど二人の会話はその画面に映る自分たちが登った山々の思い出話でもりあがりました。
オットは山仲間の友人達との、もう一つ険しい百名山物語を画面を追いながら話してもくれました。