もういくつ寝ると来るのかと新年を待ちわびた幼い日、母が木のみかん箱に私たち姉妹を座らせておかっぱ頭に散髪してくれた。終わるや否や近所の子らを誘って遊びの輪に入り、一寸誇らしげに髪を撫でて見せて、自慢げに吹聴したものだった。 先日から散髪に行…
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