参上 槙尾山

西国33ヶ所お札所4番の槙尾山施福寺を、二人で歩く。
お彼岸の時期と言うこともあってか、すごい車、多くの人が歩く参道をさけて桧原越えをする。昔の人たちはこの山越えをして槙尾山施福寺までいったらしく、【深山路や桧原松原分け行けば槙のお寺に駒ぞいさめる】なんていうご詠歌がある。
霜が降りて寒かったのでジャンバーにセーターを着込んで歩き始めたが、あつい・・・。汗であついのに手だけが冷たい。側川谷を右手に見ながら、子供らが小さいときここを通ったけど危なかったよね、などと喋りながら歩く。ほとんど出会わなかったが、中腹で夫婦連れが私の知り合い、しばらく行ったらオットセイの友人夫婦と意外や意外の人とすれ違ってしまった。世間は狭い。
施福寺は、人人人で満員、桜も膨らみ始めたし、梅とモモも咲いている、いい天気で子供連れも多い。おはぎと果物を食べて早々に下山する。ここは33箇所の中でも歩きが多い方で、途中であったお年寄は、フーフーハーハーと息も荒い。30分は歩くだろうに、杖をついて納経帖に版を押してもらいたさで、頑張っている。私は「もうすぐですよ、頑張ってください」と声をかける。オットセイは「まだまだです、休み休みいきなさいや」という。さあどちらが嬉しいだろうかね。