マンションの間取り見に来た若夫婦

午前中は、片付けをして不要品をビニール袋2つ分も出してしまった。
日頃からせまくて窓際に自分のそば打ち道具を置いて、いつも不満を言っていたオットセイだったので、押入れを空けると張り切ってそこへいれてくれた。片付いてえらくご機嫌。片付けの真意はくまずオットセイはそば打ち同好会の集まりに出て行った。
午後から、友人が若夫婦を伴って来宅。少々頑張ったおかげで、どこから見てもまあまあの部屋にはなった。そこは置いといて、「まあまいらっしゃい、せまくるしいところなんよ」とか言いながら招き入れる。「8階を買ったんですけど、家具をかったり引越し準備をしたいけど、まだ引っ越されないもんで、寸法を計らせてください」とのこと。「好きに見て計って頂戴、」と言いながら心の奥でVマーク
6ヶ月の赤ちゃん連れだったので、友人はずっと抱っこして子守り。感心なのは、あの子達が家を買うのですものと一切、口出ししない。若夫婦は押入れを開けたり、風呂場を見たり、ズズーツと二人一緒に考えている、話し合っている。
わが家は、ここへ引っ越す前、団地に住んでいたときのある日、オットセイが今度引っ越すぞ、いま建築中なんで見に行こうと、子供らと一緒に見にきた。西日の時だったので、少し文句をいったが、決めたからと、聞く耳を持たなかったものだ。
ご機嫌で帰られる親子連れを見送って、孫が6ヶ月の頃住んでいた尼崎へ通ったころの、若い自分を思い出していた。