居酒屋料理もてなしうけた友の家

オットセイがシニアの集いに行き始めた3年程前のこと、はじめて声をかけてくれた方が、食べ物、飲むこと、若い妻と言うところまで似ていると言うことで、毎年1回か2回行き来して花見をしたりしている。今日は、同じ地区内のマンションからマンションまでではあるけれど引越しを完了されて、そのお祝いを兼ねた会席となってはじめて夫婦で1時間余りかかる大阪市街へとおよばれを受けた。
人をもてなすと言うと大ハッスルして食べきれないほどの食べ物が並ぶ我が家と違い、テーブルの上に出されたおつまみは可愛くしつらえられ、こじんまりと大小さまざまなお皿に5切れづつ並んでいて、なんでも大食漢のオットセイはそれらの割り当てと思われる数だけを次から次へとたいらげ、夢中で残りへも手を出していた。
笹かまぼこのシソ巻き・板かまぼこの生姜はさみ・ウインナー・レンコンミンチはさみ焼き・牡蠣ベーコン巻き焼き・アスパラベーコン巻き焼き・ミニトマトそしてメインはぶりのアラの塩焼き・いわしのつみれ汁・マッタケご飯。
出されるお酒は、にごり酒あり、焼酎あり、梅酒あり、ちゃんぽんは苦手な私までいただいてしまった。
それがいいことかどうなのか、この家の女あるじは、箸をつけられず台所で片付けやテーブルで腰を浮かせるようにして話されるだけだった。こちらも気が気でないから食べてくださいというと、食べられないんです。お帰りになったらいただきますとのこと。
わが家は、全てがお客様といただき酔い喋る事をモットウとしているからこれには歯がゆかった。
長居は出来ず、早々とおいとまをする。