「半落ち」を読んで映画と見比べる

昨日から半落ちを読み始めて止まらない。映画のシーン、出演者、思いなど見比べながら読みすすんでいくと又一味違う。せりふなどそのまま映画の文句だったりすると「おう聞いた聞いたこの言葉つかってるやん」などと気楽に読み進める。そして出て来ている俳優が全てバッチリはまり役だと感心する。そして改めて映画の面白さに感動する。この本あっての映画なんだろうけれど悲しいかな映画を先に見てしまったための感情が強烈で作者横山秀夫さんに申し訳ないことをしたと思ってしまう。「あなたは誰のために生きているんですか」この問いかけに、主人公はある生きがいを半落ちのまんま沈黙した。わがオットセイに問い掛けたら「もう子供も巣立って家庭を築いたし、今は自分のために生きている」と言う。私も考えたら実のところやっぱり自分のために生きているのかもしれないなあ。一人では生きられない個々の二人が同居人としてお互いを尊重して頑張って生きていきましょうね。