感動が走る親と子と保育士に

共育て共育ち―鳩の森愛の詩保育園

共育て共育ち―鳩の森愛の詩保育園

娘から関係があるからとこの本を贈ってくれた。
感動したので、保育関係の仕事をしている人に貸していたら良かった、びっくりした、こんな保育所があるなんてと感想とともに返って来た。
もう一度読み直して、そして又しても感動した。
保育所は子を預かるだけでない、人として育っていく中で必要な多くの愛と大きな感動と思いやりを共に手をつないで成長していけるようにと、様々な負担をものともせず親と保育士とが手を取り合って活動するというまるで理想郷の作られた世界のような本当の話。事実の本。
本当にこの日本で実際に行われている共育と言う所に吸い込まれて呼んでしまった。
それにしても卒園する一人一人にその子のためのその暮しぶりを詩にして本業である作曲家に曲をつけてもらって、保護者である親と保育士との混声合唱団を作って、その子の為だけの歌を歌う。
一生にこんな輝かしい時を持てるなんてなんと幸せなんだろうと思う。
これだけではない、随所に子育てに参加するお父さんの姿が現れている。
保育から一歩引いている若いお父さんに読んでもらいたい一冊でした。