高校野球に正座して見る母がいる

オットセイと二人の午後、何も手に着かないような物憂げが二人の間に漂います。
そうだ今日は娘にとってのアメリカへの旅立ちの日。
それはそれ・・・昨日に引き続いての早実と苫小牧の高校野球に燃えました。
昨日は、高校2年の孫が、友達が早実の選手として出るので甲子園迄、日帰りの応援に来ているとメールで知りました。オットセイの留守に私はテレビの前で引き分けになる試合を孫もいるかもしれないと思うとアルプススタンドまで身近に感じながら、4時半過ぎまでズーと見て興奮しました。延長15回でも1:1で二人の投手がけなげで力強くて身体中の血が逆流するほどでした。
あえなく引き分けになったのですが、引き分けと言えば、次女が生まれる37年前、臨月のお腹を抱えて診察に行った産院の待合室で、青森のミサワ高校と松山商業の延長の試合を大勢の人たちと、ワーワー言いながら見つめた記憶があります。そのせいか娘はスポーツ好きな子に育ちました。
ふっと懐かしくそんな事を思われるのも今日と言う日だからこそかも知れません。
高校野球は球児たちが必死に自分の力を出し切って爽やかです。
今日も早実が1点差で勝ちましたが、投手がお互い疲れ知らずで、目が活き活きしていました。たましいのぶつかり合いをしている若者のなんと頼もしくすがすがしい事。
全ての若者が事に、懸命になればこんなに輝くのです、行く末大丈夫ですね。