友からのふみ読み返す冬の雨

便箋8枚のふみが届きました。
つい半年ほど前まで、感動やお礼、四季のご挨拶と事あるごとにこのようなお便りが届き、封を切るのが楽しみでした。
その彼女がパソコンデビューをしてからは、メールが届くようになりました。私達仲間が家に押しかけていって、ある程度そそのかして、友人のお子さんが留めの手ほどきをして、もう完全にメールにはまっていたかに見えましたのに・・・やはり、メールでは書ききれない色々聞いていただきたいからと、美しい文字で手紙を書いて下さったのです。
何度も読み返す内に、これって忘れかけていた感動だわと嬉しくなりました。
先日も織田作之助夫婦善哉の続編が出てきたとか・・・これがパソコンだったら、字の特徴もないんだし、だれが書き込んだかも分からない、壊れてしまったら、出す事も出来ないんです(ワープロなんて入れていたフロッピーでさえ使えなくなってしまったんですから)。
あらら、私もせっせと絵手紙でも何でも出さなくっちゃあ、こんな感動を相手に与えられるなら・・・。
Nさん・・・メールも待っています、そして手紙も待っていますよ。
70の齢を重ねて尚この達筆と文のきめ細やかさ、見習いたいと思います。