いいから行けに見送られての版画展

ギメ東洋美術館所蔵の浮世絵の版画展を、見たい見たいと思いながら、雑用に追われ、まだあるあるいつでも行けると先送りしていました。
オットセイは金曜日の「家なき子状態」の時に、早々と出かけて「良かった良かった、収納が良かったからあの繊細さ」と。・・・NHKで紹介されるたびに頷いてもいました。
思い切って今日、前売り券をみどりの窓口で買い、9時すぎから開館までの30分近くを美術館の前で多くの人の列に混じって一人並びました。爽やかな薫風を受けて期待に胸が躍っています。
案内のイヤホンを借りて、館内を巡り、やっと覗ける位の混み様の中を人にまぎれながら、版画の数々を懸命に見続けました。老眼鏡をかければ、少しぼやけるし、取れば字が読めない暗さ、そんな中でこのトランシーバーの案内イヤホンは大いに助かります。
線の柔らかさと色の納まりの素晴らしさこれが版画?と信じられないくらいです。ゆっくりゆっくり歌麿北斎など見ごたえのある浮世絵にめぐり合えてよかった、竜虎図などはききしに勝る圧巻でした。
はやく見終ったのでデパートで魚を買い込んでうろうろ、友人がこの近所の居酒屋を教えてくれていたのに、さすが一人では気が引けて帰宅。