5時半頃から、テーブルセッティングをして間引き菜のおひたしや干し大根の炊いたんやきゅうりの酢の物、魚の塩焼きなど和食のおかずを食べて飲んでから、さてご飯となるとさあ、大変炊き忘れ。
「イカ墨スパ、食べようか」、何気なく言うと「食べよ、食べよ、まだあったんか」。
昨日のイカの足やエンペラが残っているので、バターとオリーブオ油でにんにくと韓流唐辛子をいため、茹で上がったほうれん草スパを少しの水気と共に入れて缶詰のイカ墨をあけて2人分まぶして簡単なイカ墨スパの出来上がり。
これはいける、美味しいなあと二人で黒い歯を見せ合ってニコッと笑う。「黒い歯してるよ、はよ拭きや」。
こんな何気ない家庭のおしゃべりが、時々貴重に思える時がある。
まして、今晩二人で見た「黄昏」に強くそれを感じた。
・・・物忘れと持病に苦しむ夫ヘンリーフォンダと若い心を持って毎日をいそしむ妻キャサリンヘプパーンとの避暑地での暮らし・・・ことごとく身につまされる映画でした。
悔いのない老後を送らんが為に二人で食べて飲みましょう・・・安易な感想ではあったけれど、今のこの生活を持続出来るのは何よりの幸せ、映画のようなその時が近付いて来ている。もう何年残っているかしらなんて。
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