我々のいつか行く道老いの道

朝出掛ける時に、救急車がとまっていました。
誰かなと思いつつも夕方帰宅して、しばらくすると、娘さんから電話、
「救急車で運ばれた父親の家の様子を見てくれませんか」
と言われ、びっくり、救急車はご近所さんのことだったのです。夕食が終わった頃見に行ってみました。
足がよろけて元気がなさそう。
「介護支援のヘルパーさんの機転で救急車で運ばれたけどすぐ帰されてましてん、娘に電話が繋がりません、電話の子機がごみの中です」
とテレビのリモコンでおさえて・・・。
この救急車の騒ぎで気も動転されたかも。
奥様が亡くなられて2年、一人気丈夫に暮らしておられたので安心しきっていました。
私が様子を見に行って帰らないので、怖い顔をして彼が心配で呼びにきました。深入りしてしまいそうで不安なのかも知れません。
「あなたが一人で病気にでもなって、ご近所の方が見に来て貰った時の事を思ったら、わが身の様でほって置けなかったのよ!どういうことよ、その態度」
と思わず言ってしまいました。
まさか、この非常時に妬いているなんて思いたくもありませんが。