予定表が菜園誘う高い空

「予定がなければ芋掘りたのんまっさ」
予定表の白紙欄を見て、これ幸いとカレからの誘い、
「行きますとも、そのつもり」
そしてやってきました車で5分。
まずはきれいで肥えている芋のつるを取って煮込み用に。
彼の芋掘りの手伝い。
万願寺唐辛子と茄子、かぶらの収穫。
そして鷹の爪の青い実がまたしてもつき始めました、苗を抜かずにおいていたらこの成り具合、
「やったね、又もやつくろ、柚子こしょう」
彼は最近大がかりに始まった稲刈りの田圃へ出て稲わらの交渉。
「くずともみ殻ははいいんだって」
と仲間といただきに行っている。
 
のどかな午後のはずが、芋のつるの皮むきに延々と時間を費やし、柚子こしょうでひとときを火照って頑張り、蕪の漬物と千枚漬け作り。そして今日も栗の渋皮煮。
「もうこりごり、皮をむく手にアクがついて、時間ばっかりかかるわよね、こんなツル物とって来なけりゃよかった」。
などと、昼寝する彼に向って独り言。
みりんと醤油と酒とだし汁とで炊きました。
いつ食べても美味しいね。