黒門が足とめさせる鮮魚店

昨日、玉すだれの帰りに通った黒門市場鮮魚店で鯛のアラを見つけました。
そこへ来ていたおばチャン連れが、
「買って行きや、一盛り、アラ3尾分300円やで」
なんでよそのおばチャンやのん、大阪らしいわ。ここの主はよそのおばちゃんの魚をさばいていました。
「ホントに3尾分でこの値段なの、安すぎるんと違うん」
「ええねんええねん、どうせ余りもんや」
「買うた、買うわ、安いねえ、氷入れてや堺まで帰るから」

そんなわけで買ってきました鯛のアラ、食べるものを作って出かけてたのと、明日ゴボウを抜いてくると言ってくれたので、今日に回しました。
鍋の底にごぼうと土生姜を置き、醤油と砂糖とみりんと酒の調味料を入れて、沸騰したら、うろこを取ったアラを入れました。
煮詰めて、取り出して、その煮汁に水を適宜入れて豆腐とねぎを入れ、さっと煮つけるともう一品。
このアラは新しいだけあって匂いません、ほどほどに身もついていて鯛の味は充分でした。
ごぼうは、採りたてだけあって、美味しい土の香りがしています。
この季節にこの味がいい、頑張る力が出そうです。