文楽に目頭抑え感じ入る

娘が誕生日のプレゼントにと招待をしてくれ、二人で国立劇場での文楽の初春公演に行ってきました。
初春公演とあってか、ものすごい人であふれていました。
着物姿も目立ち、始まる前にはロビーの一角ではお茶席も用意されて、娘のおごりで一服いただきましたがとても美味しいひと時でした。
        
「寿式三番叟」
義経千本桜」
「増補大江山
その昔、義父母と2回ほど来ていましたが、その頃は字幕もなく何が何やらわからず、二度と来たくない、眠いばかりだと思ったものでした。
今日は、全く違っていました。
セリフが字幕に紹介されるので、話のストーリーもわかりその物語にはまり込んで、思わず涙して目頭を押さえました。周りを見るとやはりお仲間がいてホッとしました(…娘は照れているようでしたが)。
人形へ吹き込まれる語りの素晴らしさ、三味線の音色、再認識しました。
存続をお願いしたいと思います。
このような人形浄瑠璃が、ここへ来るだけでなくもっと多くの方々が見る事が出来たらどんなにいいことでしょう。
何処へでも出向いて広めて行ってほしいと思います。

昼は軽く済ませられるようにと、昨日からもち米をつけて娘の大好物の「五目ちまき」を朝から蒸して持って行きました。
二人でビールを飲みながら食べたら「母の味だなあ、しばらく食べてへん」しみじみ言ってくれました。