おかずの出前

okaki2003-02-19

もう何年になるかしら、自分で喫茶店をしているお友達に、わが家のおかずの出前をしはじめたのは。
「喫茶店て食べる機会を逃したら、夜まで食べられないときもあるの、助かるーっ」作りすぎたおかずを届けたときの彼女の喜びようは、尋常でなかった。「じゃ、あるときは持ってきてあげるやん」その一言に自分を縛りつけた。
一日おきに、お盆いっぱいのおかずを、届ける日課が続いている。届けるのは一人分なので、わが家のオットセイを2人分とすれば、いつも作る4人分、たかが知れている。留守中に冷蔵庫に入れて帰る。かぎはしっかり確かめてしめる。たまに飼われている猫と犬が相手になれとじゃれ付いてくる。
デジカメを買ってからは、こんなんお持ちしましたとばかりに、写真をとり、CDーRWにいれて差し上げている。恐縮ながらも、娘さんがパソコンで見せてくれるときは、おばちゃんようやるわと感心しているんだそうな。
私もオットセイも結構それを楽しんでいて、「今日行く日か、そうよ3人に分けてね。」てな具合でよそってくれる。
食べ物を扱っていても、食べる機会を逸して、やせ細る美人のマスター、バタくさい仕事をしていても和食を好む彼女へ今しばらくは私も動けそうよ。