夏風邪に負けた男の気の弱さ

一日を、床に伏せったオットセイ、最近の苛立ちはきっとこの風邪のセイだったろうか。
37度5分の熱に食欲はなし、おかゆに梅干しを頼むと。
吉野の茶粥を一度ためしてみたかったので、粉茶を買って来ていた。濃い目の茶を入れ、米を洗って入れ、20分ほどたまにかき混ぜながら、炊き上げた。病人ならずとも、食べてみたくなって、余った茶粥を食べたら美味しかった。
昼は、冷した茶わん蒸を作ってオクラとろろあんをかけたらサッパリして美味しいと喜んでくれた。私は昨日オットセイが打ってくれていたそばを食べる。夏はざるそばに限るねなどと、つるつると食べていても自分は要らないという。ああ大変だうつさないでヨ。