あの味へタイムスリップ炒り豆腐

母の味に結構うるさいオットセイが、炒り卵を頼むと言う。
豆腐がコロコロで具が入っていて卵でとじてあるもの・・・。
おからを思い描いて作ってみました。
丁度採り立ての絹さやがあったので戻したきくらげと生椎茸と固くなりかけたうなぎ照焼きとをせん切りにして、さっと炒めて、木綿豆腐を少し水切りして、炒めている鍋の中でムギューッとつぶして炒め、出し汁を入れてから薄口醤油大匙2、砂糖、酒、ミリンを大匙1ぐらいずつ入れて煮詰め、卵でとじて混ぜ込みました。
これだこれだ、母の味と喜んでいましたが、考えたら、これって沖縄のゴーヤチャンプルーのようです。姑はその昔出稽古に回っていた土井勝さんに習ったと料理自慢をしていましたが、これもそんな所からの味だったのでしょうか。
口が肥えているのは、会社通いの折の外食だけではなく、姑の心のこもった味を幼い頃から食べていたからかもしれません。