どうしてこうなるの「悪人」を歯ぎしりで

先日かねてから読みたいと思っていた「悪人」を文庫本で買ってきました。
この筋書きを読みきってから、あの評判の映画を見ればいいかと。
朝から彼は蕎麦打ち仲間の会に出かけました。
一人の静まり返った家にこもって上巻と下巻を読み終えました。
何だか、世の中そこにもここにも罪を犯している小さな悪人どもが潜んでいるような辛い思いで読み終えました。
自分も、何かの言動や言葉の端々に悪人面をしていたかもしれない…。
善良な人々の底でこんなことが起こって逃げ惑う彼と彼女。
早く映画を見たいと思っていたけれど、もうどうでもいいような気になりました。
辛すぎる映画はやめておきましょう、あきらめることにしょうかとためらっています。

悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)