少しの暇が手軽な本を呼んでくる

手軽そうだからと買い求めた本だったけどなかなか面白くて一気読みした本でした。
阪急電車に乗った人模様が描かれていてその乗客が車窓からの景色や、降りた駅やその何気ないかかわりなどが面白く、何気ないかかわりがその人生さえも変えていくような設定で、主人公はそんなかかわりを運んでいく阪急電車というのが今まで読んだ本と違うかな…よかった。
姉が住んでいた西宮北口
友人が住んでいた桜の名所逆瀬川
友人の引越し先は多分甲東園だった、皆で大きなお家にお邪魔したなあ、周囲が清潔感であふれていた。
宝塚南口はたまに出かけた歌劇、ここの歌劇へ通じる花道を姪や甥と遊園地通いもしたものだった…もうその遊園地もなくなったらしい、神戸の震災でこの辺もすっかり様変わりしてしまったとか。
すべて私の思い出の中にある沿線…。
本を閉じて思い出と遊んでいます。
映画になるそうですね、ああ楽しみ。

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)