呑んだかも慌てふためく義歯(は)の行方

 私が帰宅すると、キッチンのゴミをあさっているオット、かと思うと洗面所に行く私に、「水を流す前に入れ歯を見つけてくれるか」と。
事情をきくと、小さな差し歯が、どこを探しても見つからない、流したか、呑んでしまったかと大騒ぎ。
私も一応探してみるに、見当たらない、ごみ箱、引き出し、靴箱、掃除機のホコリの中までも真剣に探し回る。
「・・・マ、畑に行ってくるわ、帰ったら歯医者に行って、作ってもらう事にするわ・・・」。
2時間後の夕方・・・歯医者に電話をすると、居間のソファーに腰かけた途端、棘のような小さな歯が落ちていた!と大喜び。
1人で居間にいて爪楊枝を使いながら昼寝体制に…その折りに落としたらしいと判明。

 そう言えば亡き姑の介護に行っている時、入れ歯をなくした・・・とおおさわぎ。呑んだかもと言う事なので舅と病院へ。
病院では、納得が行くようにと、レントゲンをかけて頂いた・・・。
帰宅したら、シーツの中に大きな総入れ歯が絡まっていて大笑い。
それにしてもお医者様はえらい!と感謝でした。