名作アニメ借りに走った家なき子

昼はキッチリと食事をとり、ニュースの後何気なく回したBS2の12:35から名作アニメ劇場をやっていた。あまりの懐かしさで2〜3日続けてみた。この本にめぐりあった小学生の記憶が甦ってきた。10歳以上離れている兄からのプレゼントは必ずこのシリーズ物、小公子、小公女、秘密の花園などバーネットの本は特に大好きだった。いろりの横で豆を炒ったり、小豆を選ったりの仕事をしている母に読んでと頼まれて時には声を出して、得意になって大きな声で読んだものだった。子供が小さい時は、揃えていたものの中からこの本も子供と共に読んだ。それが、見て行く内にどうも記憶から抜けている場面が出てきて何十年ぶりかで「童話」本を借りに図書館に走る。
家なき子」が上中下と3冊もあって完訳版となっていた。思い切って借りてきた。朝から最低限の仕事だけと決め込んでオットセイに「今日はお盆休みをいただきます」と宣言して昨夜から読み始めた続きを読み進む。
懐かしさがほとばしる、毛穴が開く感じ、母がそこに来て笑っているよう、子供がまとわりついてきて読んでやった思い出も甦る。感動で読み終えたときはぐったりしていた。筋書きなんか思い出の中にひとかけらぐらいしか残っていなかった。全く新鮮な大人が考えさせられる内容だった。今度は秘密の花園か小公子か。