句友と共に小雨降る明日香路に降り立った。
棚田を行けば、春が真っ盛り。
土手のあちこちに黄色の菜の花、一面の菜の花。
緑に映えてサクラが薄ピンクに萌えている。
立派なカメラを持った団体が三々五々、名場面を撮っていた。
まさにこの場面を朝日新聞で見ましたと押しかけたおばチャンとも出会った。
里山のワラビと野カンゾウ取りに夢中になり、ふきのとうは長けていたけど香りを楽しんだ。
明日香へ向かって流れている昔の風を受けて、弁当を広げ、朝風峠を越える。
高松塚をまわって、明日香駅より帰途に着く。
ああなんと言う至福の時、ユックリ流れる春を感じて４人の友と同じ世界を見た。
