公園を行く木枯らしと玉すだれ

友人宅に預かり品があったので、届ける為にほとんど人も通らないと思える緑道を歩きました。
近い日に、この住区の集会所で玉すだれのボランティアをと頼まれているので、声を出して練習できる場所がこの緑道が通じる公園だと思ったのです。
「あ、さてさて、さては南京玉すだ・・・ア、人が来る・・・」
「チョイと延ばせば、ちょいとのばせ・・・ア、後ろで自転車のおっチャン」
「浦島太郎さんの・・・ア、・・・」
人通りが少ないと思っていたのは絵空事・・・結構人が行き来していました。
そうして出かけた友の家、玄関にもうクリスマスが来てました。
これは姪っ子からもらったのよ、これは教会で作ったの、一つ一つ指し示しての指先に少女のようなやさしさが篭っていました。
「デジカメで撮らせて下さいね」。こちらも幸せになりました。