張り上げるばかりが唄でないだろう

音をつかむのに苦労した数日間、ウオークマンが離せなかった。やっと節まわしがつかめた。声を聞いてみると恥ずかしいこれが私の声かしら。
そして今日、カラオケ教室、師匠の声が私の唄のガイドをして下さる。そして「1本調子やなあ、ここで感情を込めて、詩を読み取りなさい!」
通して三回を唄い終えるまでにどうにか感情らしきものが入ってきたように思うけれど、元唄を流されると明らかに違う。
アァア、唄になるにはまだまだかかりそう。
今月の唄は冬の酒・・・この時季に合う唄で気に入っている。
覚えるまでは唄えるまでは。この唄にのめりこんで家ではこの唄オンリーの暮らし。
あれ、そろそろ彼の鼻歌にこの唄が流れてきた。

冬の酒

冬の酒