友が来た100万円よ宝くじ

「毎年買い続けた年末ジャンボ宝くじに、100万円が当たったのよ、あんまり怖いからおすそ分けのお菓子をもらってくれる?」
と朝から友が駈け込んできました。
思わず、ハグしてハグして飛び上がって喜びました。

「昨年は寅年、36年前に息子を産んだのも寅年、いいことがあるからとは思ったけど100万円が当たるとは!」
「駅前に張り出されている100万円二人出ました!と書いてある一人が私なんよ!」
「京都の画家の卵の息子の家賃に出してやって、娘二人と、旦那にこずかい渡したら、私の分無くなっちゃった!」
「親しい友人にはこの鶴屋吉信が大好きなので配っているの、美味しいから食べて」
みつ豆葛湯、風流しるこ、挽茶あられなどの美味しいお菓子を持って来てくれ、いかに美味しいかも説明しながらメチャメチャハイになっています。

こちらも、いろいろ不幸ごとがあったので、それを聞いた途端気持ちがスカッと軽くなって、相槌がハイテンションになっていくのがわかりました。
「ねえ、内緒にしている人の方が多いらしいのに、そんなに喋って失敗したね」
とは言いましたが、
「100万円だからいいの、1億なら黙っとくって」

≪喜びは喜びごとを喜んで喜びごとを喜びに来る≫

いい一日でいることが出来ました。