どくだみで友出迎える梅雨晴れ間

早朝5時、おもてなしの花を探しに公園を歩く。野の花が思ったよりもないものだと気付く。歩道橋の下に植えていたどくだみを思いついて見に行ってみると咲き残りがあった。公園を巡って帰り道、ふと雑木林の中に目をこらすと柿の葉が今年も元気に葉を揃えていた。今日の献立外に柿の葉寿司を追加しょうと手を差し伸べて飛びついてとろうとした時、散歩中の男性が大きく伸びた枝をたぐり寄せてくれた。「有難うございます、下草と一緒に枝まで刈られていてどうしょうかと案じていました」と恐縮して御礼を言いつつ40枚ばかりいただく。
今日は6人との料理作りとなった。1人はご主人の検査日、病院への付き添いをされることになってお休み。
かご盛り弁当7種類と沢煮椀、そら豆ご飯、それにレシピにはないけれど追加したスモークサーモンの柿の葉寿司。このスモークサーモンの柿の葉寿司は鯖を使ったときに寿司米が余って応用したものでそれからいつも手軽に作っている。寿司米を小さく握りスモークサーモンをのせ生の柿の葉をよく洗って包み、流し箱か角のバットで重石をしてしばらく押すだけ。
みんなパンパンになったお腹をさすりさすりして、話に花を咲かせた。半分近く持って帰るわと詰める人も出た。既製品を買えばすむようなものでもみんなで作って食べる。それだけで幸せ気分になれると言ってもらう。
写真は捨てきれない球のれんを壁に下げ、友の母に描いてもらったどくだみとどくだみの花。