・石仏も都会の風を受けて立ち
・空腹を笑い仏が出迎える
・浄瑠璃寺吉祥天の下ぶくれ
・無人店わさび筍もちの米
・蓮池に蛙コロコロ岩船寺
朝９時発の私たち句友７人組は、奈良へいざ、当尾の里を目指しました。
何年ぶりか出来てみればメーデーとはいっても平日なのでか無人販売所にはいつもと違って殆ど物が下がらず、大きな買い出しリュックを持参した物にしては残念無念。
浄瑠璃寺から岩船寺道までを拝観しながらゆっくりの往復、山に藤、田には蓮華、野辺には名もない花々が咲き、うぐいすがなき、池には亀が甲羅干しをしています。
野仏はわらい仏など数点が立派に苔むしていたる所に鎮座しています。どれもやさしいお顔です。
そこを姦しい女どもが、おしゃべりの輪・・・賑やかでした。
道端で食べたお弁当のおにぎりや柿の葉寿司、サンドイッチなど緑の風を受けながらのひとときは本当に至福の時でした。
このしあわせのひとときは岩船寺の天邪鬼や浄瑠璃寺の吉祥天の贈り物かもしれません。
