舅の7回忌は名目子等集う

9月28日の夕方、奈良の『簡保』に長男であるオットセイと私、弟夫婦、妹夫婦が舅を偲んで、「7回忌」なるものを決行しょうと現地集合と相成った。少し早めに出て、唐招提寺の修復工事の様を見て、平城宮朱雀門のあたりの広い敷地内を散策する。
夕食は、ビールと焼酎で心行くまで乾杯した。もう7年も経ってしまうと思い出話らしい話も大して盛り上がらない。現実の自分の話を言いたくてうずうずしている兄弟ばかり。これも仕方がないか。こうして集まったことだけで、喜んでいるだろうから。
翌29日は、奈良の隣の京都相楽郡浄瑠璃寺から岩船寺の石仏群を歩いて楽しむ。野菜の無人販売所の多いこと、いつ来てもこれに夢中になってしまう。帰りには、車まで引き返すのだから、帰りに買えばいいようなものだけれど、売り切れたらどうしょうと思う分しか置いてない。全部買い占めても帰りには、これと同じ100円で又並んでいたりする。柿や茗荷、唐がらしや梅干しタクワンまでありとあらゆる季節のものが並べられている。
午後は、仏隆寺の曼珠沙華の満開を見に行く。ぱっと開いた赤い花々に目を見張るものがあった。これは毎年来たいと実感した。
葬式もせず、偲ぶ会を望んだ舅への供養のつもりの会食は事あるごとに作って、親交を深める3組の夫婦です。