建立は長男新居の墓で父母眠る

朝から、明石の霊園へと墓参、去年兄が建立した父母が眠る墓。この墓地が初めてのオットセイと。懐かしい丹波の苔むした墓はもうない。墓石は残っていても魂は抜いたからと兄から聞いた。なんだか淋しくて涙が伝う。目が不自由になってきたからと車を手放した兄はもう里へは帰りにくくなったからとさっさと引き上げてきた。
「兄弟がどうのこうのということはないし、いつまでも田舎にこだわる事なんかない、こんなエエとこに住んでなんで淋しいねん、こっちも近いし助かるやん」とオットセイが言ってくれた。それもそうだ、自分は死んだら水葬にでもして風葬でもいいわといっているくせにこれはないかな。
帰途、三木市迄足を伸ばしこの三木の特産品の金物資料館に寄り、大工道具のうんちくをきく。道の駅もログハウスの立派な建物で景色もよく、やっぱり金物が2Fのフロア一面に販売されていた。