そぼ降る雨父母兄眠る墓参り

 何となく気になっていた墓参を決めて、第2神明を明石までひた走る、
「そう言えば父の命日なのよね、今日は」
60歳少し過ぎたくらいに亡くなった。次女を背中に乗せて、お馬さんになって遊んでくれた父。
そう言えば、亡くなったあの頃曼珠沙華が咲いていた。
雨の墓地公園に到着したら、やぶらんと共に曼珠沙華が出迎えてくれました。
この墓は兄が新しく故郷の墓から父母を引き取って建立したものです。
その墓が出来て数年で、今年78歳の兄自身がさっさとこの墓へ入ることになるなんて。
真っ赤に咲いたお墓の曼珠沙華と父母と共に1月に新仏となった兄との思い出がこみ上げてきて、顔がぐちゃぐちゃになるほど涙が出てきました。傘をさしかけてくれた彼も無言で手を合わせたのでした。


 帰途、シニアの方たちと明石を散策したという彼がそのコースを案内してくれました。
まずは昼食。明石市役所にて海の明石大橋を見ながら、明石展望の一般市民も食べられるという昼食を頂きました。
刺身大盛りの定食の魚は聞きしに勝る新鮮さ、案内した方は得意そう。
 そして、魚の棚という、新鮮な魚の「ヒルアミ」という先ほどせりがあったばかりの魚を売っている店を回って、冷やかしながらも、感じのいいお店で、たこ2匹、がしら6匹、キス2盛りを買いました。
 そして明石城へ。
ここの石組みは美しく緑いっぱいに映えています。はじめての庭を小さいながらも櫓もあり、見どころいっぱいの中を傘をさして歩きました。