美容院本を読むふり眠るふり

買い物に出たついでに、行きつけの美容院をのぞくと、毛染め以外の客もなく、「どうぞどうぞ」と招き入れられた。
よほど暇だったのか「いつぞや東京へ行かれたんでしたよね」から始まった美容師さんのお喋り。「それは去年の事になります」とか相槌をうっていたら手が止まるくらい熱心に世間話になって。
これは苦手とついに黙り手を考えた。週刊誌を読みついに寝たふりをして自分でもおしゃべりが嫌いでもないけれど、シーンとした美容室で少し遠慮してしまった。
大阪のおばチャンを地で行くおばチャンやわ、この女性スタッフさん。出来上がりが好きなこの人の腕が気に入っているので又来月もこの手で行くかな。