ほころんだ春忍ばせてチョコレート

運良くバレンタインデーの句会になりました。
先日から、「句会の後の飲み会に参加する人は、チョコレート300円くらいのものを1個ずつ買ってきてください」と内内にメールがあり、デパートに行くと満員で押しつぶされそうなチョコ売り場、「300円はとっくに売れきってありませんよ」暫し悩んだ挙句奮発して500円の焼酎入りチョコを2個買ってきました。
こういうものに浮かれていると言う事とチョコが嫌いなオットセイに内緒にして、オットセイにはワインが冷やしてあるからネ、帰ったら飲もうねと言い置いて、句会へ。
丁度、当日吟の出題を頼まれていたので、「チョコレート」を出して選者となり苦悩・・・。義理チョコだの思い出のチョコだのと句が並んだ末に私は「ほころんだ春忍ばせてチョコレート」を軸吟句としました。

そして諸々の句会は終り、居酒屋での飲み会へ。
男女半々なので、それぞれに持ってきたチョコを一人一人の前に置き、まだ開けてはだめよ、チョコを横へまわしてね、唄が止まってから・・・か〜ごめかごめかごの中のとりはいついつでやーる♪♪♪・・・はい、どうぞ。いそいそと包みをあけるほとんど70代の男性達。結局はみんなチョコ嫌いののんべーばかりでしょうに、貰った事がすごく嬉しそう・・・。
生ビール2はいとサラダやおでんなどを食べて飲んで食べて草々に引き上げました。皆様ごゆっくりね。
もう一つのチョコレートは、居酒屋のオジサンに「いつも美味しい生ビールを有難う」とそっと言付けておきました。
 
そして私たちのバレンタインデーは、ワインを傾けてオットセイのしつらえたサラダやベーコン焼きやその他残り物を並べて待ってくれていたテーブルで杯を傾けました。
「愛してるわよ、長生きしてね・・・乾杯」。
「なにぬかすか・・・」