車椅子とランチを共に松尾寺

その昔、生協でグループ班が分け合っていた頃のお仲間と松尾寺の境内の横にある民芸風和食昼膳をいただきに出かけました。
運転は、車椅子の彼女、細く厳しい道もスイスイと走る快適なドライブで、新緑に囲まれた「心庵」に。
車から降りて、車椅子に乗り換えた彼女と3人の仲間は、玄関で戸惑いました。
かまちが2段もあり、靴を脱いでテーブルに・・・そのための足の装備が出来ていません。
そのときその店の若い主が
「そのまま車椅子を持ち上げてくださっても結構です、車を拭きますから」とやさしい。その優しさにその友は
「手すり代わりの壁を伝って入れば車椅子はいりません、頑張ります」
と、必死にテーブル席まで口を噛み締めながら歩いてくれた・・・。
食事まで美味しくなった笑顔と優しい言葉掛けでした。
昼膳は小さな器に、コンニャクの白和え、ひじきの酢の物、鶏の揚げ漬け、鮭のやきもの、キャベツの蒸し物、ゴマ豆腐、などいつも自分が作っているようなものが少しずつ並べて小さな器に入れてあり、女性が喜ぶようなランチでした。やはり来ている人は女性ばかり。
松尾寺の木陰でしばらく談笑して新緑の風を楽しみました。