三回を公演してる玉すだれ

たわ○祭りと言う大きな会場の家族参加型のイベントに呼ばれてボランティアに仲間と二人で行ってきました。
会場では、広いし多いので、見せ場を何回も作りたいからと、1時間ごとに3回公演、その間中派手な着物姿でウロウロと時間つぶししていました。そして、和太鼓の後の20分近くが私たちの持ち時間、皿回しをして、その皿回しを子供たちに体験させて、楽しんでもらいました。これが意外に好評で、持たすだけで喜ぶ子、自分で回したい子、親が写真に収めようと必死で持たせようとしても嫌がる子、三回とも皿回しをしたいと現れる子もいました。
その都度玉すだれもするのですが、これは大人にうけます。よく出来るわねと褒めていただき、気を良くしたり、失敗して笑われたり。
毎年同じ日に来て慣れていますが、今年はちと勝手が違いました。
娘と孫がその玉すだれと皿回しを見に来てくれたのです。
励みが出て嬉しいのですが、目が合ってよく見せようと張り切った途端、あがってしまって、口上を述べるとき間違えて、相棒にかわりに言ってもらったりする失敗もありましたが、あとの2回はどうにか合格のようでした。

ここ彩りの丘は、緑の山々に覆われていて新緑が美しく藤の花が咲き乱れていました。娘がふと
「おばあちゃんの誕生日、この頃やったねえ」、
「そうよね、だから藤枝という名前」
母はよく言っていました。この名前は嫌だった、藤の花が垂れているように私の人生、人に頭を下げて低姿勢で生きてきた、と。
優しい母だった、控えめだけど凛としていたように思う。
いま、母に出来なかった趣味に生きる人生をさせてもらってありがたいと思います。

夕食を食べて子らは帰って行きました。